開店から7ヶ月が経ちました。
まさかこんな世の中が訪れるとは。
GWに外出できない事態になるとは。
どんなリスクマネジメントをしていても、こう経済が動かない事態となると
結構手の打ちようがありません。
当店は間借りという形式で始めました。
これは実際、店を持つことが出来なかったということの裏返しなのですが
今の緊急事態を鑑みれば、結果的に良かったという。
本当に人生どう転がるかわからないものです。
とは言っても影響を多分に受けている会社や店舗があることは事実です。
特に影響を受けているであろう業界を想像すると
・旅行代理店
・運輸業
・飲食業
・ホテル業
・イベント業
・風俗業
・観光施設、レジャー施設
あたりでしょうか。
他の業界については経験がなく、何かを語れるほどありませんが
私も含む、飲食業界は今後どうなっていくでしょうか?
現在、飲食店はテイクアウトを進めるなどで何とか食いつなぎに取り組んでいます。
最低限、家賃分だけでも残しておこう!ということだと思います。
この事態がある程度終息し、緊急事態宣言が解かれたとして
果たしてお客様はすぐに戻ってくるでしょうか?
ワクチンや薬などの開発と、それが行き渡るまでの間は
人との距離を保つ、という飲食店にはとても困る風潮は残るのではないでしょうか?
距離を保つことが重要視されると、宴会などの大人数の来客が見込めません。
また、客数×回転率で求められる飲食店の売上は
できるだけ席効率がいいように店の設計を行っています。
もし席を離すことが営業の大前提となれば
カウンターのお店なんかはもう大変です。
10名座れていたところが2名になったりしてしまいます!
これではとても採算とれません!
バーのカウンターでカッコつけて女性を口説くことすらできません!(泣)
飲食店にとっては大人数の宴会、コース料理は売上の肝(きも)です。
宴会を控えるような事態が続けば、一般来店客だけでコントロールしていかないといけません。
すると人員も必然的に必要になります。
私は、今のこの状況はいつか収束はすると思っていますが
その後のコミュニケーションのあり方の変化に怯えています。
このコミュニケーションと、人と人の距離の在り方が変化してしまえば
飲食店は(飲食店だけではないでしょうが)生き残り方を大幅に変えていかなくてはならないからです。
今、各店がテイクアウトに取り組んでいます。
これはある程度収束しても、さらに磨いて取り組み続けるべきだと思っています。
そうすればUberだけでなく、デリバリーの仕組みも生まれ
もっと手軽に色んな飲食店の食事が楽しめるようになるでしょう。
しかしそれだけではお店を続けていくことは難しいでしょうから
通常の営業を、席効率と回転率を再度見極めて
これまでのような売上は見込めずとも、人員配置を見直し徹底的に絞り込む。
また通販など、店舗の付加価値を高めながら新たな市場に取り組む。
ただただ収束を待ち続けているだけではきっと生き残れません。
今こそ何かアクションを興せる店舗が勝ち抜きます。
私も飲食店巡りは大好きですし、何よりも飲食業の知人もたくさんいます。
一緒になんとか生き残って、世に楽しみと喜びを与えられる飲食業を未来へ繋いでいきたいのです。