これまで従事してきた仕事。
営業から現場まで、色々携わってきました。
そこでいつも感じていた「見抜く力」の大切さ。
たとえば、新卒で入社した印刷会社のこと。
印刷に使用する紙は恐ろしいくらい沢山の種類があって、
さらに厚さ、色、サイズの展開が。
そのデザインや印刷物の使用用途に合わせたものを選んで
どの紙が最適かを決めます。
また飲食店時代。
食材はもちろん、お酒の種類も無限といっていいくらい存在します。
メーカーとしては自社の商品だけを売り込みたいのですが
使う側としてみれば、いいもの、人気があるもの、こだわりのあるもの
などを求めます。
ノベルティグッズなどの営業をやっていた時も広告代理店からは
こんな企画があるからそれに見合ったグッズを提案してよ
と投げかけられます。
そして数多あるグッズの中から取捨選択をして
その企画やスポンサーにふさわしいアイテムをチョイスしていきます。
このように、これまでの仕事の中ででも
たくさんあるものの中から選び、見抜いていくという経験が多くありました。
しかし、その部分はなかなか陽の目を見ない。
印刷の紙でいうと、紙の卸問屋さん。
飲食店のお酒でいうと、酒屋さん。
ノベルティグッズでいうと、企画するディレクター。
やはり日が当たるのは、メーカーさんですし、スポンサーであるわけです。
でもその裏にはこうして頭を捻って最適なものを選ぶ達人がいる。
そこが伝えられるようなことができないかなと
正直、社会に出てからの二十数年間ずっと思っていました。
世の中にはたくさんのモノやサービスが溢れています。
私たちは消費を行うとき、その価格やメリット、雰囲気、価値観、使い勝手などを考えながら選び取っています。
その選択は、自分の情報収集力や経験値に依存しています。
WITH SANDWICHでサンドイッチをつくるにあたって
今回GO-MARUさんにその果物の『選択』をお願いしているのは
やっぱり見抜く力とその経験値が、私よりも圧倒的に優れているからです。
これが美味しい、これが今旨い、これは今食べるべき。
というプロの見抜く力を少しでも伝えていけるような
商品づくりをこれからも行って参ります。