私は2019年8月に44歳で起業しました。

一応、厄は明けておりました(笑)。

私が起業を意識したのは、実はかなり前のことで
25歳頃のことです。

当時、ほとんど書籍なども読まなかったのですが
ふと立ち寄った本屋でサイバーエージェントの藤田社長の本が目に留まりました。

藤田社長は歳がひとつ上。その若さでマザーズ上場を成し遂げた。
25歳の私は、何か大きな仕事をしたいという欲求が燻っていて
この本を読んでただただ、東京で仕事がしたい!いつか社長になりたい!と思うようになりました。

その後すぐに転職。
東京への出店を考えている、というだけのことで福岡の飲食業を営む会社に入社。

すぐに責任者を任され、東京への出店は実際あったのですが
結局東京勤務は叶うくことなく福岡を拠点としたままでした。
しかし、たくさんの責任ある職務を任されておりました。

そこでよく創業者から言われていたことが
「経営者の視点で仕事をしろ」
というものでした。

もちろん若い私は、経営者だったらどう考えるのか?どう行動するのか?を
日々考えながら仕事に向き合っていましたが
所詮、経営者の“視点”でしかない。

本当の経営者ではないことがいつもいつも頭のどこかに引っかかっていました。

しかし、当時任されていた仕事も責任重大で社員やアルバイトスタッフも多く抱えていましたし
何よりも仕事はとても楽しかったので、辞めることはあまり考えていませんでした。

そして年齢を重ねるごとに
なにか安定して生き進んでいるような、妙な嫌悪感が生まれることが増えました。

歳はとったけど、まだ安定なんて求めてない!
という想いと
これだけお世話になった会社に、もう一度自分の力で貢献したい!
という想いから
その勤めていた会社の一事業を持って独立をさせてもらえないかという相談をしました。

しかしそれは難しいとの回答でした。

それなら自分でやるしかない、いくつになってもチャレンジはしていたい。
経営者の視点を自分自身で感じてみたい。

かなり遅い起業ですが、こんな経緯からです。

で、40代での起業をおすすめできるかといえば、おすすめしません!!(笑)

でも、でもですよ。
やりたいとかやれるタイミングって人それぞれですもん。
それが、私にとっては40代だっただけ。

今は、間借り営業中の身なので
サラリーマン時代よりも収入は滅茶苦茶少ないですが
それでもこれまでの仕事の中で一番楽しいです。

何よりも自分で決めたこと、自分で取り組んだことが
ストレートに結果として返ってきます。

休もうとすればいつでも休めます。(まだ1日も休んでないですけど)
追い込もうと思えばいつでも追い込めます。(この気持ちが持ち続けられることが大事)

もし、私と同じ40代で起業しようかどうしようか悩んでいる方がいたら
やらなくていつか後悔する自分の姿が想像できるなら、絶対にやった方がいいと言います。


でも、1年間は収入無くても生きていけるだけの貯金は必須です。
最初は湯水のごとくお金が消えていきますので…。

もちろん私もまだ先へ進んでいきます。


次のステップはスタッフを雇えるようになること。
たくさんの人と仕事をしたいし、育てていきたい。

お店と共に、私の成長を見守っていただけると幸いです。